このホームページ内 WWW

[ヘンリーズフォーク/アイダホ州 - 3]
ヘンリーズフォーク紹介ボックス・キャニオンでの釣りランチ セクションでの釣り

ヘンリーズフォーク攻略法#1
ヘンリーズフォーク攻略法#2 ヘンリーズフォーク攻略法#3ヘンリーズフォーク攻略法#4

|ファイティング プレッシャーのかけ方

しっかりとフッキング出来てロッドの弾力が魚まで伝わったとき、魚が異常を感じて一気に走り出します。

一般的にメスは下流に向かって一直線に、オスはクロスまたは上流に向かって突進!急にその方向を鋭角に変えるのもオスが多いような気がします。

最初のランのときには走りたいだけ走らせます、ロッドを高くかかげて出来るだけラインが藻にかからないように仰角をつくってあげます。どんな長距離を走るレインボーでもバッキングがロッドの先10mくらい出たところで息切れしてランが止まります。ランが止まったら歩きながら(川の中で走るのは危ないですから)魚に近づいてラインを巻き取っていきます。
魚が藻の中に入ってしまったら(藻に入るのはオスが多いようです)無理をしてラインを引かずにその藻の近く迄ラインを巻き取りながら歩いていきます。
よく「ヘンリーズフォークの魚は頭がいいから藻の中に入ってフライを外す」と言われますが、魚は故意に藻の中に入るのではなくて、パニックって藻に入ってしまうとジミーは思っています、藻に入ってしまった可哀想なレインボーをヤレヤレと救出しにいくって感じです(笑)

最初のランをうまくやり過ごしたら、

ロッド全体を常に綺麗にたわませて、
水面方向に引っ張り上げるイメージでプレッシャーをかけて
(底に付く魚を川底から切り離す感じ)
魚を疲れさせます。

出来れば、
(積極的に魚を回り込んで)魚は常に自分自身より上流に置くように、
ラインは常に短めにするために小マメにラインをリールに巻き取ります。


魚が自分より下流にいて頭を振られているときに一番フックを外されてしまう事が多いからです。またラインを多く出していると、魚の重さだけではなくてラインにかかる水の抵抗もアングラーへの負荷となってしまい不利になってしまうからです。

ファイティングする時間は出来るだけ短く、
ラインは常に、いつも張っておきます。

長くファイトすればするほどフックが突き刺さった穴が少しずつ大きくなって、フックが抜けてしまう可能性が高まるからです。フックが抜けてしまうのを回避するためにもラインは常に張っておきます。
(特にバーブレス フックを使用時、ちなみにジミーはいつもアングラー自身の安全のためにもバーブレス フックを使用しています)

下流に走っていってしまっ魚を追いかけて(ときには100m以上降りることもあります)、もしそこに他のフィッシャーマンがいたら
Sorry とか Excuse me とか一声かけてからおもむろに下流に降りていくようにしましょうね(笑)


|ランディングの要領|
魚が何回かのランを繰り返して水面直下まで上がって来ても、頭がまだ川底の方に向いている時
はまだ魚に余力があるときですのでランディングは見送ります、プレッシャーをかけながら魚が水面まで上がってくるのを忍耐強く待ちます。

水面直下まで上がって来て、頭が水面を割ったときがランディングの時です。

ランディングネットを使う時、必ず魚を頭からネットに入れるようにします。
大きな魚のランディングを目の前にあわててしまってテールからすくってしまうと魚にまた走られてしまう事がよくあります。魚は前に泳ぐ事は出来ますがバック出来ないので(笑)頭からネットに入れるようにすると魚から勝手にネットに入ってくれます。

ランディング時の最後の最後で感謝するのが、使っているロッドの強さでしょう。ロッドの番手に関係なく、使っているロッドがしっかりしていないと(特にバット部)50cm以上のレインボーをランディングするときに魚の方向付けが不安定になり、ターゲットになるネットへ魚を動かしていくのがとても難しくなってイライラしますから。


|写真撮影のための大きな魚の持ち方|

まず片手でテールの付け根をしっかりと握ります。空いた手を魚の下に差し入れて、やさしく持ち上げてあげます。
その時に差し入れた手の人差し指と中指の間にヒレを挟むと魚が落ち着きます。

言う迄も無いですが写真撮影は手短かに。ガイドさんと一緒の時はガイドさんに持ってもらうのも魚へのダメージが少なくていいでしょう。


|最後に|

アメリカのフライフィッシング ウオーターで日本で一番よく紹介されているのがヘンリーズフォークかもしれません。雑誌でもビデオでも丁寧に紹介されているのでヘンリーズフォークを歩く日本人アングラーの数はここ数年増えて来ました。

しかしヘンリーズフォークでの釣りは決して簡単なものではありません。
毎日川辺を歩いてライズを探して終わってしまう、ライズを運良く見つけられてもランディングまで持っていけないアングラーも多くいらっしゃります。

日本でのフライフィッシングだけを経験している方には広大なヘンリーズフォークの大きなレインボーをどうやって釣るか?というとまどいがあると思います。
ヘンリーズフォークでガイドサービスを提供するジミーはゲストに直接現地でこれらのコツをお伝え出来る事が出来ますが、なんせジミーの身体は一つ(笑)ヘンリーズフォークを訪れる方みんなにジミーが使っているテクニックをお伝え出来る事はできません。

でもはるばるヘンリーズフォークまで来た方には美しい景色は勿論のこと、是非ヘンリーズフォーク レインボーの美しい魚体を見ていただきたい、その息を呑む力強い走りを体験していただきたい、納得のいくフライフィッシングを楽しんで頂きたい、そんな気持ちがこのホームページを作った理由です。

20年以上ヘンリーズフォークを釣っているジミーでも毎回川に出る度に新しいことを学びます。
ヘンリーズフォークを釣っていて飽きる事は決してありません、それどころか知れば知る程その魅力に取り付かれる自分に気がつきます。 それほどまでの魅力がある川は数多くありません。

日本でフライフィッシングを楽しまれてる方に是非一度は訪れていただきたい川、それがヘンリーズフォークなのです。


CopyRight American Trout 1988 - 2007
ウエストイエローストーン
のお天気

Click for West Yellowstone, Montana Forecast