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[ヘンリーズフォーク/アイダホ州 - 2]
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ヘンリーズフォーク攻略法#1
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|フライの選択|
補食されている虫がわかったら、それに合ったフライを選びます。いわゆる「マッチ ザ ハッチ Match the Hatch」です。
ヘンリーズフォークでの釣りにまだイマイチ慣れていなけば、実際に流れている虫のサイズより一回り小さいフライを選ぶ事をお薦めします。それならばフライのプリゼンテーションをミスったときでもダメージが少ないためです。
一発でフライをフィーディング レーンに乗せられる自信があるエキスパートなら実際にハッチしているサイズより一回り大きなサイズを、ドリフトが完璧なら魚はちょっとでも大きな虫を食べる傾向があります。

またいろんな虫が一斉にハッチしている混成ハッチ時には一番流下が少ない虫のフライを投げるのもいいかもしれません。一番流下が多いフライを投げても本物との競争率が高くなって見過ごされる可能性が高まるからです。

人が使わないようなパターンををあえて選ぶのも効果がある時があります。
ショップにはそれは綺麗に巻かれたフライが売られていますが、自分で巻いたイレギュラー(笑)なパターンも時には当たる事があります。

ジミーがよく使うフライは羽アリです。魚がペールモーニングダンのライズしていても羽アリであっさりと釣れてしまう事があります。アリと一緒にビートルもフライボックスに入れておきたいパターンの一つ、後はホッパー。
シーズン通してアリ・ビートル・ホッパーのテレストリアルのみで通しているベテラン アメリカ人アングラーもいるほどです。

「ヘンリーズフォークのレインボーはとてもセレクティブなのでフライは完璧なイミテーションでなければならない」
とよく言われます。たしかに本物に似ていれば似ている程、魚も出やすくなるかもしれませんが、あまりにも本物に見えると、フライが水面上で見えにくくなり、また本物の虫があまりにも多く流下しているハッチが濃いときでは、フライの回りに本物が多くありすぎて水面上でそのフライを見失ってしまうことがあります、それほどまでにヘンリーズフォークのハッチは濃いときがあります。
自分の小さなフライが水面上で、フライの回りに沢山ある本物と区別出来て、なおかつしっかり見えるように、明るい色のポストを使用したパラシュート パターンや、白いCDCを長めにつけたコンパラ ダンをお薦めします。
ちなみにジミーはよくオレンジ色のポストをもったパラシュート パターンをヘンリーズフォークで多用しています。オレンジ色は水面上でよく映えていいですよ!

今現在ハッチしている虫に合わせたフライを日本で用意していくのはとても難しいことです。なぜならハッチは1週間周期でドンドン種類や大きさ、そしてランチ セクション内にもポイントによって変わっていくからです。どうしても自分で巻いたフライで釣りたい!と言う方は私が更新するフィッシング リポートやヘンリーズフォーク アングラーズ、トラウト ハンターのフィッシング リポートを参照してフライを巻いて来てください。

フライを巻いてこない人もご心配無く、ラスト チャンスにあるヘンリーズフォーク アングラーズやトラウト ハンターのショップでその旬の当たりフライをちゃんと購入出来ます。


|キャスト前のポジション取り|
ライズを自身より上流(アップストリーム)に置く、真横(クロス)に置く、下流(ダウンクロス)に置く、と様々なやり方がありますが、ジミーは

クロス、またはロッド半分ほどダウンクロスに置く。

でやっています。ダウンクロスに魚を置けば置く程、フライ先行でドラッグも回避できていいドリフトが出来るのですが、魚の上流に自身を置いている分、魚に見られやすい=ライズを潰してしまう、ということが多いです。

アップクロスに魚を置けば、魚に自身を見られないけど、ドリフトが難しい、フライの前にラインを見られてしまう、という欠点があります。

クロスだと魚にも見られにくいし、リーチキャストを使えばドラック無し(デッド ドリフト)でフライ先行でフライをちゃんと魚に見せてあげられる、という利点があるからです。実際、過去の成功例から見てもクロスからのアプローチが一番すんなりと魚がフライに出てくれたケースが多いです。

上記のポジション取りは風が無い状態で、太陽が真上にある時の場合。まあ、そんあ条件の良い時はほとんど無い訳で(笑)、、

微風時で風がちょっとあるときでも、

風を背に受ける、

と、言うのはジミーが一番注意している事です。
それでなくてもリーダー&テッペットが長くなりやすいヘンリーズフォークでの釣り、フライまでちゃんとターンオーバーさせなくてはいけないときに風を味方にするのはとても大切なことです。幸いヘンリーズフォークはどこまでもウエーディング出来るので、時間をかけてゆっくりとライズを潰さないように風を背に出来る(追い風)ポジション取りのためにライズを回り込みします。

風を背にしたら、次に注意するのが太陽、陽の入り方です。
ヘンリーズフォークの釣りはドライフライの釣り、肝心のフライが見えなくては商売になりません。フライが良く見えるように太陽を背にする、ということが大切です。春、秋の肉眼では見えにくい小さなサイズ20〜22番のベイティスがハッチするときに特に重要です。

でも風の方向と陽の方向がうまく噛み合ないことがよくあるのがよくあります、どちらを優先させるか??

キャスティングに自信があって、ある程度の向かい風でもフライまでちゃんとターンオーバー出来るエキスパートなら、風向きよりもフライが良く見えるポジション取りを。その方が魚のフライへのテイクがしっかり見れて楽しめるから。

キャスティングがまだ不安定で、キャストするたびに水面上のフライを探している方なら、フライの視認性より風を背にして味方にしたほうが、フッキングのチャンスは高いかも?? 大体のポイントにフライを投げて、フライが見えていなくてもライズがあったらとりあえずセットする、そんなやり方も成功例はあります(笑)
フライがしっかり見えていても、風があってフライがフィーディングレーンにうまく乗せられない方がフラストレーションが溜まりますから。

いずれにしろ、難しい選択です、、、

ああ、それともう一つ大切な事、それは貴方のプロフィール(高さ)です。
もし膝を川底に付けてもベストが濡れないくらいの浅瀬なら、膝を折って、プロフィールを低くする事をお薦めします。立ち膝姿勢のままキャストするのです。いいハッチが始まると魚は結構浅瀬に移動して来ます。その時に高いプロフィールを見せると魚が警戒心を抱きますので、それを回避するためにも出来るだけ低くしていた方がいいです。
姿勢を低くしてキャストもしないで静かに存在を消していると、驚くほど魚は近くまで寄ってくるものです、ときにはロッドの先端で魚が触れるくらいまで。
我々日本人はアメリカ人に比べて身体の小さいので、その利点をもっと使うべきでしょう。

また忘れていけないアドバイスは
ライズを追っかけない、ということです。
ライズは追っかけると遠ざかります(笑)、それなら出来るだけプロフィールを低くしてその場でジッとしていた方が魚がまた近づいてくる事が多いからです。忍耐、にんたい、、
(とは言っても逃げるライズをドンドン追っかけていく、というのもヘンリーズフォークでの楽しみにの一つかもしれませんが、、)


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