[フラインパン/Frying Pan River]
コロラドの名前もこの岩の赤茶色（Color
Red)からついた、といわれる渓谷を流れるアメリカのトラウトストリームを代表する素晴らしい流れ。急流ありプールありそしてベンドありとどこを見ても「オイシソウな」川です。この川は見ているだけでこのポイントならこうフライを流してみたいな、とフライフィッシャーマンの心を騒がせる魅力に満ち満ちています。
ここもいいフィシャナリーの例にもれずダム下のテールウオーター。1968年にルーダイ（Ruedi)貯水湖が出来たあと地元のフライフィッシャーマン、ショップが中心になってキャッチ&リリース（C&R)運動を推し進めてきました。ダム下2マイルをC&R区間と決めてからは放水と一緒に流れだす貯水湖にいる豊富なシュリンプ（マイシスシュリンプ/Mysis Shrimp）がここにいるレインボーをとてつもない大きさに育んでいます。このレインボーを見てください。このレインボーはシュリンプのみ（まあ、そう言いきれないけれど、、）だけをバクバク食べてダム下の緩やかな流れに怠惰なそして優雅にお過ごしになっている、というわけです。おかしなことにブラウンはここまで大きくならないんだよな〜。20インチ(50cm）前後のはオーモリも見たことがありますが、こんなラグビーボールみたいにブラウンは太らないのです。
年間を通して水量は150-350cfs(キュービックフィートセコンド/約30cm立方体/1秒）、でもとても深い貯蔵湖の下から放水しているので水は冷たい、ツメタイの5-7度です。真夏でもダム下は立ち込んでいると冷えますよ。この冷水のおかげでレインボーの赤がよく出る、という意見もあります。ダム下約150mはフラットな流れで、それからはバラエティーに富んだ流れを楽しむことが出来ます。
オーモリはこの「パン」大好きです。が少々苦言を、、、
ちょっと混み過ぎている!! 年間通してフライフィッシングが楽しめるのでオフに行けば一人も川にいないこともあります、が、最近のアメリカでのフライフィッシングブームを反映してか、またあの観光客で賑わう有名なアスペン(スキーアメリカでも紹介しています）から車で40分というロケーションか、夏のシーズンは本当によく人が入っています。
ニンフをやる人が多すぎる!! まあ、ニンフでもストリーマーでも釣れればいいんですけどね。こんなもんは人の好みですから。だけど目の前で#10-12のグリーンドレイクにライズしている40cmのブラウンを無視して（ライズが見えないとは言わせません）ストライクインジケーターをドーンとつけてニンフそれも#18-20ミッジ
を流している人がいる、それも沢山いるのです。オーモリが名付けました「ニンフ道場」。そこまでニンフを極めなくてもいいんじゃないの。ドライの釣り方もマスターしてもらいたいもんです、ハイ。まあ、繰り返しますがこんなものは人様それぞれですが(^_^)
なんだかんだですが、素晴らしい川であることには変わりません。オーモリ、一押しでお薦めするフライフィッシングウオーターのひとつです。オッと、フライイングパンが流れ込むローリングフォーク(Roaring Fork)、この川のイブニングは凄いですよ。オーモリはローリングフォークの下流、コロラド川とのコンフレンスまでよくボートを出してフローティングトリップを楽しんでいます。
The Virtual Flyshopでもフライイングパンを紹介しています。(英語）
-アクセス/アコモデーション-
最寄りの空港はアスペン サーディー フィールド
(ASE)空港。そこから40分のドライブ。アスペンまでは5分です。
フライイングパンだけを攻めたい人はバサルト（Basalt)の町に滞在するのが便利です。レストランやしゃれたバーもあるアメニティーがしっかりした町です。
お泊まりはベストウエスタン（Best Western)が部屋数も多くて予約を入れやすいと思います。出来れば川沿いの部屋をリクエストしてください。川の流れる音が最高です。
ここまで足を伸ばしたら有名なアスペン（Aspen)、そして温泉町のグレンウッドスプリングス
(Glenwood Springs)を訪れることをお薦めします。特に(本当の）温泉が出ているグレンウッド、そこで一風呂浴びて、美味しいビールをいただけば、もう言うこと無し!!なのです。
詳しいマップはこちら
-ショップ-
Taylor
Creek /Basalt
Frying Pan Anglers/Basalt
Roaring Fork
Anglers/Glenwood Spring
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アメリカントラウト 2002
