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[バビーン/Babine River]
世界で一番スティールヘッドがいい川と知られるバビーン。その理由は平均サイズが大きい、全てのスティールヘッドがハッチェリー(放流)ではなくワイルド、フライフィッシングでのスティールヘッドにぴったりのポイントが多い、ドライフライで釣れる、そしてアクセスが大変((^_^)という理由があげられるでしょう。

スティールヘッドを含めて各種サーモンがあがってくることで有名なスキーナ川(Skeena)。その河口から約230kmでスキーナはバビーン川とバルクレー川に分かれます。この周辺はキスピオックス川(Kispiox)、モリース川(Morice)、サスクワ川(Suskwa)、ザイマッツ川(Zymoetz)とスティールヘッドで有名な川が目白押し、そうここはスティールヘッドのメッカなのです。

最寄りの町スミザーズSmithersから約130km、車で未舗装の(雨、雪に降られるのトンデモない)ロードを約3時間、カナダBC州で2番目に大きいバビーン湖の流れだしに到着。そこからモーター(エンジン)付きのボートで約45分でバビーンスティールヘッドロッジに到着します。バビーンを釣るためにはこのスティールヘッドロッジかその上流のノーアレイクスロッジに宿泊しなければなりません。ず〜と下流に超有名なシルバーヒルトンがあるけど超高いのでここではあえて紹介しません。オーモリも行きたいけど上流の2つのロッジの倍の料金をとるのでちょっと、、、って感じです。それならスティールヘッドロッジに2週間いたいな〜。だけどお金に余裕が出来たら(いつのことやら、、、)行ってみたいポイントではあります。

最初に苦言を一言。
この2つのロッジ料金がけっして安くありません。一人1週間でUS$3000(3800カナダドル)前後、これにスミザーズまでの航空券+スミザーズでの宿泊+ライセンス(バビーンはクラス1に指定されている超優良川なので一番高いライセンス)1週間US$160(200カナダドル)+ガイドやロッジスタッフへのチップUS$200-300(300-400カナダドル) 、計US$5000(日本からだと60万円はかかるかな)のコストです。これは一介のフライフィッシングガイドにはツライ(オーモリのことです)ところがあります。だけどそんな費用の事を全然忘れさせてくれる素晴らしさがこのバビーンにはあります。

あまりにも素晴らしいスティールヘッドが楽しめるので、コストが高くてもその人気はすごく2つのロッジも予約が入らない、という状況です。でも結構ドタキャンが出るのでロッジと連絡を取っておくと予約が入ることもあります。この点、日本からだとコンタクトが大変ですよね。スティールヘッドを真剣にやってみたいと思う方だったらオーモリが喜んで予約手配お手伝いします。(メール下さい

川に出ると当たり前の様にそこにグリズリーがいるのにビックリ。ガイドはみんな熊よけスプレーを腰にぶら下げています。オーモリもグリズリーは見ただけで接近とかまたは接触(^_^)なんてありませんが、ブラックベア(黒熊)は子連れのお母さんが子供を連れてオーモリが釣っている20m下流を横切っていったことがあります。お母さん熊の後ろを子熊が一生懸命泳ぎついていきます。それを時々泳ぎながらも振り返って見守るお母さん熊、いや〜いいものを見せてもらって、これだけでも十分来た価値があるというものです。

釣りは、、、いや〜、本当にスティールヘッド、釣れないですよ〜。コロラドやモンタナでトラウトをバシバシ釣っている人でも3日間1匹も釣れない時があるくらいです。かと思えば一日で5匹、条件があえば10匹以上釣れることもあります。だけど1日ストライクが1-4回あって、1-2匹ランディング出来れば上出来と考えていたほうがいいでしょう。オーモリは1日1匹に会えれば上出来と思って川に立ちます。ちなみにオーモリは1999年、6日間で10匹、2000年は13匹でした。

釣り味は、ん〜なんていうか体感に直接くるような感じかな。
普段トラウトをフライフィッシングでやっているとドンドンという感じのストライクってあまりないですよね。ドライでもニンフでもラインにスラックが入っていてストライクを視認(?)してアワせる、釣りです。まあ、湖や川でのストリーマーはこのスティールヘッドのストライクに近いものがありますけど、セットしてからがなんせスゴイのです。調査によるとなんと北米西海岸からソ連カムチャッカ半島、ハワイ島沖でまででていっているスティールヘッドがいるそうで、それが海で3年過ごしてから川に入ってきてはるばる(バビーンの場合は)スキーナ川河口から約300キロ弱昇ってきて、貴方のフライをくわえてくれるのですから、それはもうスティールヘッド様に感謝しなければいけない!!といつもオーモリは思います。

スティールヘッド1匹1匹がとても個性的です。ストライクから違います。バーンと向こう合わせでフライにアタックしてくるもの、トントンと3回位断続的にフライをくわえにくるもの、トンと来てから3秒後にズッシーと重くくるもの、ラインがフッと止るだけでアタリがわかりにくいもの、ドライフライを鼻で持ち上げて(ボイルと言います)くわえないもの、 ドライフライをスイング中ずっーと鼻で持ち上げながら最後にくうもの、、、オーモリはいままで釣ったスティールヘッドのほとんどのストライクを想いだすことができます。それだけ1匹1匹が印象的な魚がスティールヘッドなのです。

やっとフライに来てくれたスティールヘッドを足元まで寄せた時、貴方はそのスティールヘッドの様々な障害を越えてサバイバルしてきたここまでの足のりを考えて尊敬の念を抱くでしょう。オーモリは初めてスティールヘッドを釣ったときその畏敬の念で触ることさえ出来ませんでした。
指を回すこともできないほどの大きなテールを掴み、フライを外してソッとリリースしたとき貴方はいままで知らなかった新しいフライフィッシングの道へ足を踏みいれてしまったのです。

警告します、人生変わりますよ、スティールヘッドをやると、、、はっきり言ってやらないほうがいいです(^_^)

Steelhead Fishing in BABINE
スティールヘッドの事を(日本語で)丁寧に紹介している素晴らしいサイトです。オーモリのこんなページよりしっかりしているので是非一度どうぞ!

マップをクリックすると拡大されます。

-アクセス/アコモデーション-
最寄りの空港はスミザーズ(Smithers)。スミザーズ(の詳しいインフォメーション)でのお泊まりはハドソンベイロッジをお薦めします。手軽に食べられるカフェからレストラン、バーまであるしっかりしたホテルです。
スミザースにいくにはまずヴァンクバー(Vancouver/BC)へ。ヴァンクバーはご存じの通り日本からも直行便が一日数本出ています。ヴァンクバーからスミザーズへの直行便は一日に4本出ています。

スミザーズを拠点にして町をながれるバルクレー川(Bulkley river) でスティールヘッドを狙っても面白いですよ。オーモリは毎年1-2週間スミザーズか隣町のテルクワ(Telkwa)に泊まってバルクレーをやります。

バビーンにある2つのロッジにお泊まりの際はスタッフが指定のホテルまで迎えに来てくれます。そこからバビーンまでは約130km、ほとんど未舗装の道を行くので2時間30分から3時間程かかります。そしてバビーン湖の流れだしからジェットボートで下流に40分程行くと川岸にロッジがあります。

-フィッシングロッジ-
バビーンスティールヘッドロッジ/on Babine river
ノーアレイクスーロッジ/
on Babine river


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